『踊る大捜査線』の室井慎次さん。
いつも冷静で、青島とはまったく違う立場にいる警察庁のキャリア官僚です。
でも、ふと思いました。
しかも室井さんは東大ではなく、東北大学法学部卒。
調べてみると、室井さんという人物の見方が少し変わってきました。
警察庁のキャリア組って何がすごいの?
現在は国家公務員総合職試験などを経て、各省庁の採用選考を受けます。
室井さんが警察庁に入った頃は、現在とは異なる国家公務員採用Ⅰ種試験などの制度がありました。
では、何がすごいのでしょうか?
それは、難しい採用試験を突破するだけでなく、
国の警察行政に関わる重要な仕事を任される立場にあることです。
警察庁は全国の警察活動を支える国の行政機関。
制度や政策を考え、必要に応じて都道府県警察を指揮監督する役割も担っています。
現場の事件を捜査する青島たちとは、仕事の役割そのものが違うんですね。
警察庁キャリア組は東大出身者が約7割だった?
国家公務員試験の合格者に東大出身者が多いことは知られています。
ところが、警察庁の採用者に絞って調べると、さらに驚く数字が見つかりました。
2011年度の警察庁の任用状況を紹介した資料によると、事務系キャリア採用者17人のうち、東京大学出身者は12人。
なんと約7割が東大出身者だったのです。
もちろん、室井さんが入庁した1986年とは違う時代の数字です。
それでも、警察庁という組織における東大出身者の存在感がうかがえます。
そして意外なことに、室井さんの母校・東北大学からも、かつて警察庁長官が誕生していたのです。
東大出身者の多い組織で、室井さんは何を思い、どんな覚悟で上を目指していたのでしょうか。
あらためて『踊る大捜査線』を見ると、あの無口な表情の奥にある思いまで想像してしまいます。
室井慎次は東大卒じゃなかった!
室井さんは、人物設定では1986年に東北大学法学部を卒業しています。
東北大学といえば、日本を代表する国立大学の一つ。
ところが『踊る大捜査線』では、東大出身の官僚との学歴の違いを意識させられる場面も描かれています。
しかも見出しは、なんと「室井慎次氏」!
架空の人物なのに、大学の公式サイトでここまで取り上げられるなんて驚きです。
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それでも室井さんは上を目指した
ここからは、私が室井さんを見て感じることです。
室井さんは、ただ出世したかったわけではないと思うんです。
青島は現場で、室井さんは組織の上から。
それぞれ違う立場で、警察をより良くしたいという思いを抱えていた二人。
東大出身者との学歴の壁を感じさせる描写があっても、自分の信念を曲げずに進もうとする。
室井さんの本当のすごさは、学歴よりも、その能力を何のために使おうとしたかにある。
そう思うと、あの無口で不器用な室井さんが、ますます魅力的に見えてきますね
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参考資料


