🌟『あんぱん』と戦争を超えた言葉

朝ドラ『あんぱん』を観ていて、ふと浮かんだのは──。

柳瀬嵩(やなせたかし)さんのことでした。

彼の生み出した『アンパンマン』は、ただの子ども向けキャラクターではありません。

戦争を体験した一人の人間が、命の重さや平和の尊さを噛みしめながら描いた物語なのです。

柳瀬さんって・・・おいくつ?

数年前に、お亡くなりになられたはずだが💦

 

柳瀬 嵩(やなせ たかし)

1919🌟(大正8年)生まれ

20代後半から30代前半に戦争を体験されており

2013年93歳で他界

 

柳瀬嵩さんの戦争体験

柳瀬さんは1919年に高知県で生まれ、大正から昭和へと移り変わる時代を生きました。

20代の頃には戦地に赴き、過酷な戦争体験を余儀なくされます。

戦中、彼が抱いた想いは後年まで深く刻まれ続けました。

「戦争が終わったら、誰かを元気にする何かを作りたい」

これは彼の口癖であり、生涯の信念でした。

人が人を殺し合う現実を目の当たりにしたからこそ、

その反対にある「人を助け、分け与える優しさ」を表現したかったのでしょう。

大正から昭和へと移り変わる時代を生きました。

 

アパンマン誕生

こうした背景から生まれたのが、国民的キャラクター「アンパンマン」です。

空腹で困っている人がいれば、自分の顔をちぎって分け与える。

子どもたちにとっては少しショッキングな描写ですが、

そこには戦中の飢えや苦しみを知った柳瀬さんならではのリアリティが込められています。

アンパンマンは「正義の味方」ではなく、「困っている人の味方」。

この違いこそが、半世紀以上にわたって愛される理由ではないでしょうか。

その中で芽生えたのは、誰かを励ます存在になりたいという願い。

アンパンマンに込められた「自己犠牲」と「無償の愛」は、彼自身の祈りそのものでした。

 

美しすぎるメッセージ

2013年、93歳で亡くなるまで、柳瀬さんはテレビや講演の場で子どもたちに語り続けました。

「アンパンマンは弱い人の味方だよ」

「本当に強い人は、人にやさしくできる人だよ」

その言葉は、単なるキャラクター解説を超え、人としての哲学でした。

やなせたかし

 

まとめ

『アンパンマン』は単なるアニメではなく、戦争体験を生き抜いた一人の人間のメッセージです。

飢えや悲しみを知っているからこそ描けた“分け与える心”。

そして、どんなに時代が変わっても失われない普遍の価値。

 

「アンパンマンの歌」にあるように──

♪なんのために生まれて なにをして生きるのか♪

この問いかけは、子どもだけでなく大人にこそ響く言葉です。

戦争を超えて残された希望のバトンを、私たちはどう受け取っていくのか。

柳瀬嵩さんの残した世界は、今なお問い続けています。

 

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