朝ドラ「ばけばけ」に登場した小さな“うさぎちゃん”。
その愛らしい姿にほっとした方も多いのではないでしょうか。
けれども、舞台となる明治時代において、うさぎは単なるペットではありませんでした。
かわいがられる一方で、毛皮や食用としての側面もあり、家庭の中での位置づけは今とはずいぶん違っていたのです。
そんな“うさぎ小屋”の光景から、当時の人々がどんなふうに動物と暮らし、どんな工夫を凝らしていたのかが見えてきます。

引用元:X
「ばけばけ」うさぎ?明治時代のぺっと事情
明治期は西洋文化がどっと入ってきた時代で、犬や猫と並んでうさぎも「かわいい動物」として庶民の間で飼われるようになりました。
特に珍しい毛色のうさぎや、外国から持ち込まれた品種は人気を集めました。
もっとも「ペット」というより、食用・毛皮用といった実用面での飼育も多かったのが現実です😿
「ばけばけ」明治時代のうさぎ小屋は何で作った?
うさぎは木をかじる習性があるので、単純に木材だけで作るとすぐに壊れてしまいます。
そこで当時の飼育小屋は次のような工夫がされました。
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木枠+竹や針金の格子
明治後期には針金が安く普及し始め、竹の代わりに金網を張った小屋も登場しました。木の枠は必要最低限にして、内側には竹や金属で補強。かじっても壊れにくくしました。 -
竹かご型の小屋
農村部では竹を編んだ籠を使って仮設のうさぎ小屋にすることもありました。軽くて持ち運びができ、掃除もしやすい利点がありました。 -
地面と直結しない構造
うさぎは穴を掘る名人なので、床を板張りにしたり石を敷いて逃げ出さないように工夫されました。
「ばけばけ」うさぎ小屋‥木だけでは壊れる?
木材だけで作られた小屋ももちろんありました。が、やはりかじられてしまうので長持ちせず、補強材を加えたり、鉄や竹を合わせた複合構造が「長く飼いたい人」の工夫として広まりました。
現代の「金網小屋」の原型は、この明治期の工夫に遡れると言えます。
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