是枝裕和監督は早稲田卒!『箱の中の羊』誕生までの苦労がすごかった

是枝裕和監督は早稲田卒!『箱の中の羊』誕生までの苦労がすごかった
もし、亡くなった家族が、AIとして戻ってきたら――?」

そんな衝撃的なテーマで話題になっている映画『箱の中の羊』。

監督を務めるのは、『万引き家族』『怪物』などで知られる是枝裕和監督です。

今では世界の是枝と呼ばれる存在ですが、

実は20代の頃は毎日のように「仕事を辞めたい」と悩んでいた時代がありました。

 

この記事では、
  • 是枝監督の学歴
  • 学生時代の驚きエピソード
  • 下積み時代の苦労
  • 『箱の中の羊』誕生秘話

お伝えしたいと思います。

最後まで見て頂けると嬉しいです。

 

『箱の中の羊』公開中

 

 

 

是枝裕和監督は早稲田大学出身!

 

是枝裕和監督は、早稲田大学第一文学部文芸学科を卒業しています。

もともとは映画監督ではなく、「小説家」や「物を書く仕事」を目指していたそうです。

 

しかし学生時代、あることに気づきます。

大学は、物を書くことを教えてくれる場所じゃない

そう感じた是枝監督は、授業よりも映画館へ通う日々を送るようになりました。

 

『箱の中の羊』基本情報

本作は、亡くなった息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れる夫婦を描く近未来の家族劇(夫婦の物語)です

 

大学より映画館へ通った青春時代

特によく通っていたのが、高田馬場にあった映画館。

安い学食のカレーを食べて、また映画を見る――。

そんな毎日だったそうです。

 

さらに驚くのは、単位を取るために書いたお願い

解答用紙に、

「僕は卒業したら映画監督になるので、単位をください!」

と書いたというエピソードまで残っています。

かなり自由ですが、不思議と“本気”も感じますよね。

 

 

学歴と志望のギャップ

  • 出身大学: 早稲田大学第一文学部文芸学科卒業

  • もともとは小説家や物書きを志望して文芸学科を選びました

  • 映像は好きだったものの、当時の「映画監督」には黒澤明監督のように現場で怒鳴るイメージがあり、自分には無理だと考えて脚本家を目指していました

 

学生時代の具体的なエピソード

 

  • 映画館への通い詰め: 入学後1か月で大学の授業に行くことに挫折。「大学は物を書くことを教えてくれる場所ではない」と感じ、早稲田周辺(特に高田馬場の会員制シネクラブ「ACTミニシアター」)の映画館へ通い詰めました。学食で安いカレーを食べ、また映画を観るという日々を過ごしたそうです
  • 卒業論文の逸話: 卒論では歌舞伎十八番の『景清』を題材にした創作脚本を提出。脚本そのもの以上に長い「演出ノート」を付けていたことが教員の印象に残りました
  • 単位取得の裏ワザ: 単位をもらうために、解答用紙へ「僕は卒業したら映画監督になるので、単位をください!」と書き込んだエピソードも残っています

 

【参考URL】

 

学生へのメッセージ: 「無駄なことを沢山したほうがいいと思うよ。若いんだから」と言葉を残して下さっています。

 

 

毎日辞めたい」と思っていた20代

大学卒業後、是枝監督は「テレビマンユニオン」に参加。

テレビドキュメンタリーの世界へ進みます。

しかし、最初から順調だったわけではありません。

上司とぶつかり、
周囲から孤立し、
毎朝「今日辞めようかな」と考えていたそうです。

今の姿からは想像できませんよね。

 

同期が人気番組へ進む中、自分だけ小さな番組ばかり

かなり苦しい時代だったようです。

 

 

人生を変えた一本のドキュメンタリー

そんな是枝監督の人生を変えたのが、28歳の時に制作したドキュメンタリー作品でした。

その作品が高く評価され、初めて、

「この仕事、面白いかもしれない」

と思えたそうです。

ここから是枝監督は、映画の世界へ進んでいきます。

 

 

映画の助監督経験は「未確認」

  • 映画の助監督を務めていたという一次ソースは確認されていません

  • 是枝監督のキャリアは、1987年の大学卒業後に制作者集団「テレビマンユニオン」へ参加し、テレビドキュメンタリーの現場で揉まれたことから始まっています

  • 映画監督デビュー(1995年『幻の光』)までは約8年の期間があります

 

20代の頃のリアルな苦労

のちに名監督となる是枝氏ですが、20代の頃は周囲から「辞めるのではないか」と思われるほど精神的に追い詰められていました

  • 人間関係の衝突: 上司やプロデューサーと喧嘩をして仕事を休むことがあった

  • 不遇な配属: 同期が看板番組に配属されるなか、自分は小さな番組ばかりを担当

  • 孤立と挫折感: 周囲からは「精神的にタフじゃない」「持たないな」と思われていた。さらに偉い人と喧嘩をしてしまい、社内で助けてくれる人がいなくなった

  • 毎朝の葛藤: 当時は毎朝「今日辞めようかな」と考えながら出社していた

 

 

キャリアの転機

28歳の時、自身の企画が通って制作したドキュメンタリー番組『しかし…福祉切り捨ての時代に』(1991年)が放送され、大きな高評価を得ました

この時に初めて「この仕事はおもしろいかもしれない」と感じ、それ以降は「今日辞めようかな」と思わなくなったと語っています

 

【参考URL】

 

 

『箱の中の羊』を手がけるに至った経緯

 

箱の中の羊 ポスター2

引用元:X

 

箱の中の羊』はAI時代への問いかけだった

箱の中の羊』のきっかけは、中国の「AIで死者を再現するサービス」の記事でした。

もし亡くなった人と、また会話できたら――。

でも、それは本当に“救い”なのでしょうか。

 

是枝監督はこの作品で、
喪失との向き合い方
家族の距離
AIと人間の関係

を静かに描いています。

 

派手なSF映画ではなく、心を考えさせる作品になっているのが特徴です。

 

本作に込められた問題意識

「生きている人間が、死者の存在を自分たちの都合で操作していいのか」という倫理的な疑問が根底にあります。

単なるSFガジェットものとしてではなく、「喪失の受容」「グリーフ(悲嘆)と手放すプロセス」「人間とAIの付き合い方」を静かに問いかける人間ドラマとして作られています

 

綾瀬はるか×大悟の組み合わせが話題に

主演は綾瀬はるかさん。

さらに夫役には、千鳥の大悟さんが起用されました。

意外な組み合わせですが、是枝監督は「異質なものをぶつけたかった」と語っています。

 

実際に映画祭では、

「大悟さんの演技が想像以上だった」という声も多く見られています。

 

演出とキャスティングのこだわり

夫婦の物語への変化: 当初は家族の物語として執筆されましたが、編集を経て「親子の物語というより、夫婦の物語として見たほうがいい」と考えが変わりました。作中の夫婦の関係性を「ガラスと木」のような異素材になぞらえています

 

キャストの妙: 主演の綾瀬はるかさんはキャラクターを想定して書く「当て書き」です。そこに夫役としてお笑いコンビ・千鳥の大悟さんを起用。あえて「異質なものをぶつける」狙いがありつつも、大悟さんのフラットな佇まいや表情から「きっとお芝居が上手な人だ」と直感し、結果として見事な夫婦像が成立したと語っています

 

ロケ地: 広島周辺で撮影され、作品の重要なモチーフとなる「大きな木」が探されました

 

 

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4. 過去の代表作

是枝監督の「自主制作短編」の網羅的な一覧は信頼できるソースで確認されていませんが、以下の初期テレビ作品や映画がキャリアの土台となっています

  • 初期TVドキュメンタリー: 『しかし…福祉切り捨ての時代に』(1991)、『もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~』(1991)

  • 映画デビュー作: 『幻の光』(1995)

  • 主な代表作: 『誰も知らない』『そして父になる』『万引き家族』『怪物』、Netflix『舞妓さんちのまかないさん』など

 

 

カンヌ国際映画祭

『箱の中の羊』は、カンヌ国際映画祭で9分間のスタンディングオベーションを受けました

一方で、

「難しい」「静かすぎる」という声もあります。

ただ、その簡単に答えを出さない感じこそ、是枝作品らしさなのかもしれません。

 

カンヌ映画祭・海外メディアの反応(評価の分かれ方)

  • ポジティブな報道: カンヌでは「9分間のスタンディングオベーション」を受け、THR Japanなどでは「温もりのある近未来SF」「綾瀬はるかの穏やかな存在感と温かさが素晴らしい」と称賛されました

  • ネガティブな報道: 一方で、海外の星取表(評価一覧)で低評価に沈んでいるとするYahoo!ニュース記事も存在しており、海外の批評家の間でも受け止め方が大きく分かれている様子が伺えます

 

 

X(旧Twitter)での主な声

  • 綾瀬はるかさんの主演女優としての圧倒的な存在感や、大悟さんの意外な演技の良さに驚く声が目立ちます。また、是枝監督ならではの「子役演出の巧さ」を評価する映画ファンのポストも見られます

【参考URL】

 

 

まとめ

今では世界的映画監督となった是枝裕和監督。

しかし若い頃は、毎日のように悩み、苦しみ、自信を失っていました。

それでも映画を見続け、人を見続け、作品を作り続けた結果、『箱の中の羊』のような作品へ辿り着いたのです。

だからこそ、この映画には人間の弱さがリアルに映っているのかもしれませんね。

 

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